アラサー独身女性が一人で都内の街コンに行ってみた話②
↓前回記事↓
~前回あらすじ~
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり——。令和時代初期、社会には「売れ残り」という立場の30代女性たちが登場するようになりました。彼らはしのぎを削ってイケメンを奪い合いましたが、最初にそれを制したのは、蒼井の優。
そう、蒼井の優は「人は外見ではない、中身である」を体現し、日本中に勢力を拡大していったのです。
というあらすじの報道を鼻ほじりながら視聴していたアラサーが一人参加限定の街コンに、一人で参加した結果、社会の縮図を学んだという話の第2段
↓トークを回すワイ
第2ターン目
・男A 30代後半 平日なのにパーカー着ている。態度がでかい
・男B 30代後半 都内タワマンに住む超大人しい人。
カイジ界だったら金を巻き上げられていそう
・男C 20代 イケメンなのに前髪が長すぎる。目ェ見えてんのか
初対面に囲まれると、勝手にMCになってしまう性格なので、
70%明石家さんま&30%フット後藤の気概でトークを回すワイ
というか、Aが応答しなければ会話が成り立たない状況。
BとCは何なんだ、話す気あんのか、話せないのか。
はたまた『そうですか』以外の言語能力がないのか。
いや確かに私はまごうことなきブスだ。
良くて相席スタートの山崎ケイ、
悪くて生まれたてのベンジャミンバトンのルックスだ。
それにしても、Aは基本的に自分の話しかしない。
お前の週末や年末年始の予定や幼少期の部活に毛ほど興味はないんだが、もう話す人がいないから、とりあえず聞く。よくこんな自分のとりとめのない話をとりとめもなく話せるな。渋谷の安居酒屋にいる女子かよ、お前は
Bはそれをニコニコしながらずっと聞いている。いや、ほんとに良い人だし酒を一切飲まないらしい。まるで、平日はジム・土日は読書かジム・長期休暇は帰省でたまの楽しみは一人で北関東の温泉地に行くことかジム、のルーチンを繰り返して早30数年…といった風貌である(全て妄想)
タワマンに住むくらいなら年末年始は海外のクラブでオールで酒のかけ合いをしながら爆竹を飛ばしまくるくらいの気概をもってほしい。(全て妄想)
Cについては、プロフィールカードすら名前以外空欄だ。
唯一記載があるのは、インドアかアウトドアかに〇をつける欄で
インドアのところにダイイングメッセージレベルで死ぬほど濃く〇がつけられている。更に『インドア』と隣に書いてあった趣味が、
…
………
娯楽・趣味が多様化した現代でルービックキューブ
そんなことあるのか
それか家が貧しいのか
いや都内で実家暮らしの時点でそんなはずはない
それにしても何て反応するのが正解なのだろうか
ルービックキューブの面の色は何がおすすめですか?なのか?
怖すぎて、思わず頭の中でビリーアイリッシュのbad guyが流れてくる。
こいつの話の間合いに入ったら巻き込み事故に遭う…と直感した私。
その光景はまるで、
これである
終始ビリーアイリッシュのbad guyが流れつつ時間終了
第3ターン目
唯一まともだった。
全員まともだった。
おしなべて平均的であった。
年末年始は家族でガキ使を視聴し、映画をよく見るという日本人の平均的な姿がそこにはあった。いやここまでくるともっとやばい人間を期待していたのだが…頭の中のbad guyが空しく鳴り響く。
3ターン目が終わると終了。
連絡先交換したい人はしてください~という流れ
この会の後、飲み会があったためダッシュで退散しそっからカラオケオールをする私が一番サイコパスなのかもな。
【今回の教訓】
- 話してる途中でビリーアイリッシュのbad guyが頭の中で流れたら、そいつは危険
- 渋谷の安居酒屋にいる女のごとく喋る男性は危険
- 趣味はアウトドアであれ
なにせ女性千円で飲み放題であるところが多い。
若いうちにトークスキルを磨く練習として
また行ってみよう。